特定検診、特定保険指導
平成20年4月から特定検診、特定保険指導が始まっています。
病気を未然に防ぐ為に注目されているメタボリック症候群について、40歳以上の被保険者や被扶養者に対して、特にメタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防のための健康診断、保険指導が実施されているんですよ。
また内臓脂肪蓄積を診断するために「ウェスト周囲径」の測定を検査項目に加えているのです。特定健診や特定保健指導では、メタボリックシンドロームとはいわずに、「内臓脂肪症候群」の名称を用いているのです。
一人ひとりが生活改善を心がけて、動脈硬化の進行にブレーキをかける。生活習慣病を未然に防ごうというのが、メタボリックシンドロームを取り入れた基本的な考え方とされているんですよ。
また血圧が少し高いとか、血糖値が少し高い程度なら、以前はそれほど危険視されることはなかったのですが、これらの病態が集積してくるとちょっと高い程度の数値でも、動脈硬化を非常に起こしやすく、危険だとわかってきているのです。